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IT支援


≪報道資料≫

2005年6月13日
宮城県
マイクロソフト株式会社

障害福祉と学校教育を柱とした宮城県とマイクロソフトとの連携事業について
このたび、宮城県とマイクロソフト株式会社は、平成17年度から、宮城県における障害福祉及び教育の情報化を推進するため、特定非営利活動(以下、NPO)法人ビートスイッチおよびICT教育推進プログラム協議会と相互に連携することで、合意しました。両者は、ビートスイッチとの連携によるITの活用を通じた障害者の自立支援や障害者にIT支援のできる人材育成を推進します。また、ICT教育推進プログラム協議会との連携により、教職員のITスキルの向上による教育の情報化を推進します。
1 連携事業の概要
(1)UPプログラムを通じた障害福祉への取り組み
マイクロソフトが2003年より世界各国で展開している社会貢献プログラムのUPプログラムを宮城で「宮城UPプログラム」として展開します。これにより、ビートスイッチとマイクロソフトが協力関係を確立し、宮城県後援のもと、共同でITの利活用を通じた障害者のための自立支援の取り組みを実施します。
ビートスイッチは、宮城県内の団体において、障害者へのIT支援や就労支援を実施してきたメンバーが障害者の総合的支援のために参集して設立された団体です。これまでの障害者へのIT研修の実績とノウハウを活かし、宮城県全域において効果的に障害者へのIT利活用の推進や就労の機会拡大のための支援に取り組みます。
宮城県は県内各地で開催される「みやぎUPプログラム」が円滑に実施できるよう、市町村、社会福祉協議会、障害福祉団体の協力を得ながら、広報・宣伝、研修場所の提供などについて積極的に支援し、障害者の自立と社会参加の促進に努めてまいります。
マイクロソフトは、このような活動がより効果的に進められるように、講師養成のための専門家派遣、関係団体とのネットワークづくり、マイクロソフトのソフトウエア製品や運営支援費の提供などを支援します。また、県内のNPO、企業や自治体等とも協力し、県内の障害者の自立支援をめざします。
(2)ICTスキルアッププログラムを通じた学校教育への取り組み
県内の小中高等学校及び盲・聾・養護学校における教育の情報化を進めるため、教員を対象に、マイクロソフトとICT教育推進プログラム協議会(会長:清水康敬)が共同で開発したカリキュラム「ICTスキルアッププログラム」(注1)を、平成17年度から導入し、実践的な研修を実施します。(注)は添付資料参照 また、ICTスキルアッププログラムに今年、新たに追加された盲・聾・養護学校教員向けカリキュラム、「ICTアクセシビリティ」を日本で初めて導入しました。今回のICTスキルアッププログラムの実施は健常児へのIT教育のみならず、障害のある子どもたちの将来の自立を支援するために、盲・聾・養護学校においても実施していきます。
「ICTアクセシビリティ」は、障害のある子どもに関わりのある先生のためのパソコン入門講座です。肢体不自由や聴覚障害等、障害の種別に応じたパソコンのアクセシビリティ機能と関連支援技術を研修します。

研修内容
初心者向けIT講習
IT初心者程度で、日常生活でITを活用したい障害者やITをきっかけに、地域で交流を深めたい障害者を対象に自宅でのIT利用の実現を目的とした研修を実施します。

就労支援IT講習
ITスキル中級以上で、就労を目指す障害者を対象に実践的なITスキル、ビジネススキル、グループワークの習得を目的とした研修を実施します。

IT支援者向け研究会
障害者へのIT支援のネットワークに参加したい人を対象に、ITの福祉情報技術など専門的で、最新の知識を勉強するための研究会を実施し、障害者にIT支援できる人材育成を目的とした研修を実施します。

運営団体
NPO法人 ビートスイッチ
    (代表者:斉藤茂)
活動概要
ビートスイッチは、障害者や高齢者が、皆で共に地域で生活し社会参加できる環境づくりに寄与するために、地域に密着した支援を行うことを目的に活動しています。ビートスイッチでは、福祉・医療機関、福祉事業者、障害当事者団体、NPOなどの、宮城県域の各団体と連携して、社会参加や就労のためのIT支援や地域拠点としてのクラブハウス作りなど、特に貢献度の高い事業から取り組んでいます。

「ICTスキルアッププログラム」概要
対象
県内の小中高等学校および盲・聾・養護学校の教員

内容:
ITを活用した授業や実際の校務を想定した具体的なテーマを取り上げた実践的な研修等

開催数:
平成17年度から3年間で90回、延べ1,800名を予定

会場
宮城県内の学校または研修センター

運営団体
「ICT教育推進プログラム協議会」
(会長:清水 康敬)
教育現場における情報コミュニケーション技術(ICT)へのアクセス機会の拡大支援、および教育現場における教職員、児童、生徒のICTスキルの向上支援を目的として2003年11月に設立されました。マイクロソフトは、協議会の趣旨に賛同し、メンバーとして活動しています。

平成17年度スケジュール:
•ICTアクセシビリティ:7/25, 7/26, 7/27, 7/28, 9/16 (5日間・5回開催)
•パソコン活用基礎 校務編:7/27,(1日間・1回開催)
•パソコン活用基礎 授業編:7/21, 7/26, 7/29, 8/1, 8/2, 8/3, 8/22(7日間・7回開催)
•ICTスキル基礎 小学校編:7/6, 7/26,(2日間・2回開催)
•ICTリーダーズ:8/2, 8/3, 8/5, 8/24, 8/25, 11/15(6日間・2回開催)
•MicrosoftR Windows Server 2003?: 5/20, 5/26, 5/27(3日間・3回開催)

また、宮城県における教育における授業におけるITの活用について、教育におけるITの活用に関するマイクロソフト主催のグローバル会議“Innovative Teachers Conference”(2005年11月韓国にて開催)において、宮城県の先生が県内の取り組みを発表する予定です。

(注1) 「ICTスキルアッププログラム」:ICT教育推進プログラム協議会が、教育現場における情報コミュニケーション技術(ICT)へのアクセス機会の拡大支援と、教育現場における教職員/児童/生徒のICTスキルの向上支援を目的として、2003年11月にマイクロソフトと共同で開発したプログラムです。














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記録資料

2005年から3年6ヶ月に渡りマイクロソフト車との提携により進められたプログラムは当初の目的を達成することが出来た。2009年には本法人がその事業を継続する形で現在も続けている。




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